沖縄の冬はホエールウォッチングのベストシーズン!見どころ・ツアー内容をご紹介

「冬の沖縄旅行、何をして過ごそう」そう悩んでいる方におすすめなのが、ホエールウォッチングです。冬の澄んだ海に現れる大きなクジラの姿は大迫力で、間近で見れば忘れられない感動体験になるはずです!この記事では、そんなホエールウォッチングの魅力やお役立ち情報をお伝えしていくので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.沖縄ホエールウォッチングの基本情報

ホエールウォッチングという言葉は聞いたことがあっても、「実際のところ、どんなアクティビティなのかよく知らない」という方も多いのではないでしょうか?実はホエールウォッチングは、冬の沖縄を訪れる理由のひとつとも言われるほど人気のアクティビティなんです。
この章では、クジラの種類や見られるシーズン、観察できるパフォーマンスなどを初心者にもわかりやすく説明していきます。ぜひチェックしてみてくださいね!
1-1.そもそもホエールウォッチングとは?
ホエールウォッチングとは、専用のボートに乗ってクジラの観察ポイントへ移動し、近距離からクジラの様子を観察するマリンアクティビティです。なんといってもアクロバティックなクジラの動きや、臨場感を味わえるのが醍醐味です。
クジラの生態について解説してくれるガイド付きのツアーが多く、クジラや海に関する知識を得られるのもポイントです。
1-2.沖縄のホエールウォッチングのベストシーズン
沖縄でホエールウォッチングを楽しめるシーズンは、毎年12月下旬〜4月上旬といわれています。なかでも1月〜3月はクジラとの遭遇率が高く、多くのツアーが開催される時期です。海開き前にシーズンを迎えるため、「泳げない季節でも沖縄の海を満喫したい」という方にぴったりのアクティビティです。
こちらのコラムで、沖縄の冬を全力で楽しむコツや観光情報をご紹介しています!
『冬の沖縄は見どころ満載!穴場スポット・季節イベント・グルメまとめ』
1-3.沖縄で見られるクジラの種類

沖縄で出会えるのは、ザトウクジラという種類のクジラで、体長はなんと13~15m、体重は約30トン!なかなか想像し難いかもしれませんが、例えるなら「マンションの3階に届くほどの高さ」に、「ゾウ5頭分ほどの重さ」相当です。普段決してお目にかかることがないような巨大な生き物といえるでしょう。
見どころであるクジラのパフォーマンスは、種類が豊富で見飽きません。海面に潮を勢いよく吹き上げる「ブロウ(潮吹き)」や、大きな胸びれで水面を叩く「ペックスラップ」、そして体全体を海上に跳ね上げる「ブリーチ(ジャンプ)」など、迫力満点の動きを目にすることができます。

2.沖縄のホエールウォッチングの魅力ポイント

沖縄で行われるホエールウォッチングの最大の魅力は、クジラとの遭遇率の高さです。複数のツアーサイトでは遭遇率90%を超えるという記載もあり、出会える可能性が高いといえるでしょう。(※ただし、これらの数値は各事業者の実績に基づくもので、公的な調査データではありません)
また、ザトウクジラは毎年冬から春にかけて、出産や子育てのために沖縄の近海へとやってくるため、運が良ければ親子クジラが寄り添いながら泳ぐ愛らしい光景にも出会えるかもしれません!
那覇市内の港をはじめ北部や中部エリアの港など沖縄の各地からツアー出ているため、旅行の拠点に合わせて最適なエリアから出発できるのもうれしいポイントです。半日で終わるツアーもあるので、旅行の合間にクジラの世界を覗いてみるのもおすすめですよ。
3.ツアー参加にあたって知っておきたいこと

ホエールウォッチングを個人で行うことは難しいため、専門のツアーへの参加が基本となります。ツアーによって船のタイプや所要時間、体験できる内容が異なるため、目的や体力に合ったツアーを選択して楽しみましょう。
3-1.ツアーの基本情報(所要時間・料金)

ホエールウォッチングのツアーの所要時間は、「半日ツアーで約3時間」「1日のツアーで約7時間」が目安となります。観光で訪れている方にとって、所要時間を選べるのは便利ですよね。
船のタイプにもバリエーションがあり、特徴も様々です。小型船はクジラに近づきやすいメリットがある一方で揺れやすいことに要注意。大型船の船体は比較的安定しており、トイレや展望スペースなどの設備が整っています。
ホエールウォッチング単体で楽しむツアーの場合、料金相場は1人あたり6,000円〜7,000円程度です。予約は各ツアーの公式サイトから直接行うか、旅行予約サイトを活用するのが一般的です。まずはネット検索で気になったツアーをチェックするところから始めてみましょう。
3-2.主な出発エリア

沖縄本島からのホエールウォッチングツアーは、主に那覇市、北谷町、本部町(もとぶちょう)の港から出発します。旅行中の拠点エリアや観光の予定に合わせて港を選ぶことで、移動の負担を減らし、効率的に楽しむことができますよ!
①那覇発・三重城港(みえぐすくこう)
三重城港は、那覇空港から車で約10分とアクセスの良さが抜群の港です。沖縄本島の中心エリアに位置するため、滞在日数が短めの方や、那覇市を拠点にした旅行をする方におすすめです。便数も豊富なので、時間を選べるのも有り難いポイントです。
住所:沖縄県那覇市西3-20
アクセス:ゆいレール「旭橋駅」からタクシーで約5分、徒歩で約20分
②北谷発・浜川漁港(はまかわこう)
浜川漁港は、美浜アメリカンビレッジのある中部エリアに位置し、観光やショッピングと合わせて楽しみやすいのが魅力の港です。2025年度内には、港内に水産加工施設がオープン予定なので、今後より活気のある場所になりそうです。
住所:沖縄県中頭郡北谷町字港4
アクセス:路線バス「第二伊平」から徒歩約3分
③北部発・本部港(もとぶこう)
本部港は沖縄美ら海水族館のすぐ近くにある港で、北部観光とセットで楽しみやすいロケーションの港です。比較的便数が少ない港のため、落ち着いた環境でクジラを見られるのがメリットです。
住所:沖縄県国頭郡本部町崎本部5232
アクセス:路線バス「本部港」付近
3-3.主な観察スポット

沖縄にはクジラの観察スポットが複数あります。場所によってクジラとの遭遇率や見られる光景が変わるため、希望に合ったスポット選びをすると良いですよ。
慶良間諸島周辺の海域
慶良間諸島は、沖縄のホエールウォッチングで最も有名なスポットです。ザトウクジラの繁殖海域であるため、遭遇率が高いのが特徴です。クジラへの配慮が行き届いたツアーを選ぶことができるので、環境を意識して楽しみたい方にもおすすめのスポットです。
本部町伊江島周辺の海域
本部町は、特に母子クジラとの遭遇率が高いスポットといわれています。穏やかな海域のため、ゆったりとクジラを観察できるのもポイント。
沖縄美ら海水族館やフクギ並木といった北部の観光スポットからのアクセスが良い場所なので、ツアー前後で北部観光を楽しみたい方にもおすすめです。
北谷町周辺の海域
北谷町は、近年ホエールウォッチングの拠点として注目を集め始めているエリアです。ツアーの数はその他の海域に比べると多くありませんが、その分人が少なく、ゆったりと観察できるのが魅力です。
3-4.おすすめのツアー内容

ここでは実際に開催されているツアーの中から、おすすめの内容を厳選してご紹介していきます。
全額返金保証付きホエールウォッチングツアー
全額返金保証付きホエールウォッチングツアーは、万が一クジラに遭遇できなかった場合に全額返金されるツアーです。なかには、返金の代わりに次回のツアーを無料で提供するプランもあります。損することなく楽しめるプランをお探しの方におすすめですよ。
代表的なツアー例:【北谷発/1日2便運行】~ホエールウォッチングツアー~20,000名の乗船実績!全額返金保証(2025/2/1~3/15間)or再乗船
船酔い対策万全のツアー
船酔いが心配な方に推奨するのが、船酔い対策が万全のツアーです。「クジラは見たいけど、船酔いだけは耐えられない!」という方に心強いサービスが充実しています。揺れに強いタイプの大型船に乗ることができたり、酔い止め薬や酔い対策のキャンディーやドリンク付きだったりと、備え万全のツアーです。
代表的なツアー例:那覇発ホエールウォッチング 酔止め薬付き&揺れに強い船♪GoPro付パラセーリングセットプランあり!<全額返金保証/当日予約可>
ホエールスイムツアー

ホエールスイムツアーは、海の中からクジラの姿を見られる迫力満点のツアーです。クジラと一緒に泳いでいるような感覚を味わうことができるので、特別な思い出が作れるはずです。運が良ければ、癒し効果のあるクジラの歌声を聴けることも!
多くのホエールスイムツアーでは、ダイビングの資格が必要となります。事前に参加条件を確認しておくようにしましょう。
代表的なツアー例:【沖縄・那覇発】ホエールスイム!【期間限定】1月~3月下旬!【無料送迎】那覇市内のみ!【1名様から参加可能】※要ダイビング資格
パラセーリングなどのアクティビティを同時に体験できるコンボツアー

コンボツアーでは、パラセーリングやシュノーケリングなどを同時に楽しむことができます。1日中海で遊び尽くしたいアクティブ派の方におすすめしたいツアーです。マリンアクティビティだけでなく、美ら海水族館のチケット付きのプランなどもあるので、希望の過ごし方に合わせてツアーを選べるのがメリットといえます。
代表的なツアー例:【沖縄・那覇発・ホエールウォッチング&パラセーリング】★全額返金保証★昨年度遭遇率99%★揺れに強い大型船を定員15名限定のプレミアム少人数制に★GoProレンタル・写真・レインコート・ドリンク無料★
※ご紹介したツアーはすべて編集部がリサーチしたものです。詳細は各運営元にお問い合わせください。
4.ホエールウォッチングに関する注意事項

安心して海の上での感動を味わうために、事前に知っておきたいポイントをご紹介します。ちょっとした心がけや準備で、より安全で快適なホエールウォッチングを満喫できますよ。
4-1.船酔いについて
ホエールウォッチングの船は、フェリーなどの観光船よりも揺れやすいので、注意が必要です。普段乗り物酔いをしない人もしっかりと酔い対策を心掛けることをおすすめします。
酔い止めの薬は乗船の30分前を目安に服用するのが効果的です。出発直前に飲むと、効き始めるまでに体調が悪くなってしまう可能性があるので気をつけましょう。また、二日酔いや寝不足の状態では、通常よりも酔いやすくなってしまいます。参加前日はお酒を控え、しっかりと体を休めて体調を整えましょう。
4-2.参加条件について
ツアーによっては安全面の観点から、年齢制限を設けている場合があります。幼い子どもや高齢の方は参加できないこともあるため、予約時に必ず確認しましょう。
また、妊娠中の方や当日体調不良の方の乗船も禁止されていることがほとんどです。海上に出たら簡単に引き返すこともできないので、無理のない参加を心がけましょう。
4-3.クジラや環境への配慮

ホエールウォッチングは、野生のクジラの生活環境で行われるアクティビティです。参加する際には以下のルールを守り、クジラや環境に配慮した行動を心がけましょう。
◆フラッシュ撮影は控える。
強い光にクジラが驚いてしまう可能性があります。フラッシュは焚かずに撮影しましょう。
◆海にゴミのポイ捨てをしない。
ペットボトルやお菓子の包装など、ボートに持ち込んだゴミは海に落とさないように気をつけましょう。
◆クジラに配慮したツアーを組んでいる業者を選ぶ。
環境保護のルールを大切にしているツアー事業者を選ぶことで、クジラとの共生につながります。
4-4.天候による中止の可能性

ホエールウォッチングは自然を相手にするアクティビティです。残念ではありますが、台風や強風などで高波となった場合には中止になる可能性もあります。
万が一中止になった場合、返金や日程変更などの対応はツアーによって異なりますので、不安な方は事前に確認しておきましょう。
5.当日の流れと服装・持ち物

ホエールウォッチングの当日は、きっとワクワクでいっぱいですよね!初めての方は「どんな流れで進むの?」「どんな服装で行けばいいの?」と気になる人も多いはず。ここでは、ツアーの基本的な流れと、快適に過ごすための服装・持ち物のポイントを紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
5-1.当日の流れ
ツアー当日は、まず港に集合します。受付を済ませたら、体調チェックをしたり、スタッフの方から注意事項を伺ったりする準備時間が設けられてます。このタイミングで酔い止め薬を服用するのがおすすめです。
全ての準備が整ったら、いざ出発!冬の海風を感じながらクジラの姿を探しましょう。クジラを見つけたら、ガイドさんの指示に従って楽しく観察します。こうして海上で数時間過ごした後は港へ戻り、現地で解散となります。
5-2.服装のポイント
ホエールウォッチングに参加する際の服装は、動きやすさと防寒放水を心がけるのがおすすめです。
海上は風が強く体感温度が下がるため、ウインドブレーカーや暖かいアウターがあると快適です。波しぶきで濡れることもあるので、防水ジャケットを羽織るのも良いでしょう。その他にも、吹き飛ばされにくいフィット感のある帽子や、滑りにくいスニーカーを着用すると安心です。
5-3.あると便利な持ち物

ホエールウォッチングをより充実した体験にするために、あると便利な持ち物をまとめました。ツアーによっては備品として貸し出される物もあるので、事前に必要かどうかチェックしておくと良いでしょう。
偏光サングラス:海面の反射を防いでくれるので、クジラを観察しやすくなります。
レインコート:雨や波の飛沫対策に重宝します。
双眼鏡:遠くに現れたクジラもしっかり観察することができます。
着替え:想定より衣服が濡れてしまうこともあるため、ツアー後に着替えられるものを用意しておくと安心です。
飲み物:脱水や熱中症予防だけでなく、船酔いの際にもあると便利です。
6.【港別】ホエールウォッチング後に楽しみたいおすすめランチ

ホエールウォッチングは海上でたくさん日差しを浴びるため、意外と体力を消耗します。そんな時に楽しみたいのが栄養たっぷりのランチですよね。この章では、港周辺にあるおすすめの飲食店をご紹介していきます!
※以下の情報は2025年10月時点の公式サイトや食べログを参照しています。
6-1.三重城港(みえぐすくこう)周辺のランチ「ピパーチキッチン」
ピパーチキッチンは、沖縄県産の野菜をふんだんに使用した、健康的な食事が楽しめるカフェです。地元民からも大人気で、連日たくさんのリピーターが訪れます。「ゴーヤーハニーラッシー」というドリンクや、黒糖を使ったデザートなど、沖縄ならではのメニューも豊富なので、観光客にもおすすめしたい名店です。
店名:ピパーチキッチン
住所:沖縄県那覇市西2丁目6-16
アクセス:ゆいレール「旭橋駅」から徒歩約10分
営業時間:11:00~15:30/17:30~21:30(月・火はランチ営業のみ)
定休日:水曜(変更の可能性あり)
公式サイト・SNS:公式インスタグラム
6-2.浜川漁港(はまかわこう)周辺ランチ「GOOD DAY COFFEE」

GOOD DAY COFFEEは、外国人住宅をリノベーションしたお洒落な店内が印象的なカフェです。アボカドたっぷりのトーストセットや、ハーブチキンプレートはボリュームたっぷり。アクティビティで体力を使った後にうれしい食べ応えが魅力です。
店名:GOOD DAY COFFEE
住所:沖縄県中頭郡北谷町浜川178-1
アクセス:路線バス「大道原」から徒歩約3分
営業時間:06:00〜15:00
定休日:無休
公式サイト・SNS:公式インスタグラム
6-3.本部港(もとぶこう)周辺ランチ(pizzeria UKAUKA(ピッツェリア ウカウカ))
pizzeria UKAUKAは、窯焼きの本格的なピザが楽しめるお店です。何枚でもペロっと食べられる薄めのピザ生地が魅力。店内からは瀬底大橋や美しい海を眺めることもでき、自然を感じながら贅沢な時間を過ごせます。
店名:pizzeria UKAUKA
住所:沖縄県国頭郡本部町字瀬底2281-1
アクセス:路線バス「石嘉波」から徒歩約3分
営業時間:11:30~15:00(生地無くなり次第閉店)
定休日:火曜日、金曜日
公式サイト・SNS:公式インスタグラム
7.まとめ
ホエールウォッチングの魅力は届きましたか?
沖縄のホエールウォッチングは、クジラのダイナミックな姿を見られる感動的なアクティビティです。冬の思い出作りにもぴったりなので、ぜひ体験してみてくださいね!
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